今週は1週間、マレーシアへ出張に行っていました。
今回も、お客様の機械設置にあたって、通訳兼営業として同行させていただきました。
拙い英語しか話せない私を現場に帯同させていただけること、本当に感謝しかありません。こうしてまた現地での経験を積ませていただけることに、心から感謝しています。
備忘録も兼ねてここに少し日記的なものを記載しておきたいと思います。
✈ 出発早々のトラブル
今回の出張は、出発からいきなりトラブルの連続でした。
まず成田空港に到着したタイミングで、同行者が「パスポートを忘れた」と気づき、まさかのその日中に出発できないことが判明。
急いで便の変更をしようと試みましたが、予約が旅行サイト経由だったためWEB上では変更できず、電話での対応に。1時間ほどかけてようやく変更完了かと思いきや、「追加料金10万円です」と案内され、同行者からは「ちょっと考える」と言われて一旦電話を切ったのですが…これが結果的に大失敗。
再度かけ直したときにはまた最初からのやり直し。空港の手荷物検査をスピーカー通話で抜けながら、搭乗直前まで電話でカード番号を伝え、何とか手続き完了。慌ただしく飛行機に飛び乗りました💦
🔧 マレーシアでの現場もトラブル
翌日からはマレーシア国内のココナッツ製品会社で機械の設置調整に入りましたが、ここでもトラブルが発生。
日本から送った部品に不備があり、機械に取り付けできない状態に。ボルトのサイズや穴の形状が合っておらず、急遽現地で代替品を調達する必要が出てきました。
技術的な内容を英語で説明するのも一苦労。
「バカ穴」「ざくり」など、日本語でも難しい言葉を英訳しても通じないので、イラストを描いて状況と対策を説明しました✏️
奇跡的に現地で必要なボルトが見つかり、購入できたことで、なんとか初日のトラブルを乗り越えることができましたが、ここでまる1日が飛んでしまいました。
🛠 工具の名前がわからない
現場では、工具の名前ひとつを伝えるにも一苦労でした。
相手は食品会社のスタッフさんなので工具に詳しいわけでもなく、かといってこちらも英語での名称が分からない。Googleの画像検索を駆使して、なんとか意思疎通を図りました。
これは翻訳サイトや事前調査で調べても結構役に立たないものが多いです。日本でもそうですが、こういう現場は現場特有の呼称で呼ぶことが多いですし、翻訳サイトのものは直訳なので、実際に準備しておいた単語で伝えても「?」の顔をされることが結構ありました。なのでここにおいては写真を準備しておくのが一番です。
🤒 体調を崩す
2日目からはようやくスケジュール通りに進みはじめましたが、3日目に体調を崩してしまいました。
おそらく、割と高めの温度の室内だったのですが水分補給ができなかったこと、環境の変化と緊張、そしてプレッシャーが重なったのだと思います(完全に言い訳ですが…)。
体がだるく、その日は夕食をキャンセルさせてもらいホテルに戻ってすぐに就寝。
翌日に備えて、長袖・長ズボンで厚着をして布団にくるまり、大量の汗をかいて熱を下げる作戦を実行しました。途中、何度も目が覚めながらもなんとか回復。喉の痛みや鼻詰まりは残りましたが、だるさが抜けたのは本当に助かりました。
「人間、本気を出せば12時間でも回復できる」――今回のことでそれを学びました。
日本で同じ体調になったら絶対に休むくらいのコンディションでしたが、、今回は自分がいないと本当にコミュニケーションが取れなくなってしまうのでなんとしてもその場にいる必要がありました。この休めないというプレッシャーが逆に良かったのかもしれません。
📈 機械テスト合格!
その後は大きなトラブルもなく順調に進行。
ただ、機械のテスト結果が安定せず、同じ条件でも結果がブレてしまう状況に頭を悩ませました。テストは1日に2回が限界なので、試せる回数にも制限があります。
最終日である金曜日、最後のテストでなんとか合格点をいただくことができ、無事に機械導入が決まりました🎉
正直、ホッとしました。
🗣 言語力
今回の出張で改めて痛感したのは、自分の英語力の未熟さです。
相手に伝えきれないもどかしさ、語彙の不足、技術的な説明の難しさ……あらゆる場面で「圧倒的に足りない」と思わされました。
そんな中で、今後強化したいと感じたのがシャドーイングです。
リスニング力と表現の幅を同時に鍛えられるこの方法を、今日から意識的に取り入れていこうと思っています。
✍️ 最後に
ハードな1週間ではありましたが、得たものは本当に大きかったです。
技術的な部分はおいておいて、まずは体調管理には十分すぎるくらい気を付けようと反省しました。
気候の変化も気をつけるべき要因の一つだと思いますが、食べ物もいつもと違うスパイス、味付け、栄養素なので美味しいからといってたくさん摂取することも体調に影響するのではないかと感じました。
いずれにしても、またこのような機会をいただけた際には、より一層お役に立てる存在として貢献できるよう努めたいと思います。