先日ピーター・ドラッカーのこの言葉に出会いました。この言葉を読んだとき、すごく大きな気づきを与えてもらったと感じました。特に「原則を知る」という部分は非常に大切なポイントではないかと考えました。
物事には原理原則があると言われます。そして、その原則を知ることができれば、多くの問題を課題として捉え直し、解決に向けた行動を起こせるようになります。これは仕事だけでなく、家庭や日常生活にも当てはまる考え方だと思います。
この文章では「成長」を例に挙げていました。
「成長は常に自己啓発によって行われる。(中略)成長は一人一人の人間のものであり、その能力と努力に関わるものである」
多くの企業では「社員の成長」を課題に挙げていますが、会社が社員に外的要因を用いて成長を促してもそれでの解決は難しく、
成長は社員の自己啓発によって行われる、これが原則とのことでした。
なるほど、原則を理解していないと真の課題解決はできない。
僕はこの手の文章に出会ったとき、よく自分の中で仮説を立てて考えるのですが、
例えばサッカーで考えてみると、こんな感じかなと思いました。
サイドバックのポジションではうまくプレーできたのに、サイドハーフにポジションが変わった途端、全くうまくいかなくなることがあります。この時多くの選手は「あの仕掛け方が良くなかった」「あの場面ではパスではなくドリブルしてみよう」というようなことを考えると思います。
でも、ここで少し思いとどまり、その前に「そのポジションってそもそもどんな役割か(原則)」をちゃんと理解しているのかを確認してみる。
すると自分の改善の仮説が全く違った考え方であった可能性もある。
原理原則を理解した上で自分のプレーをどう変えるべきか、それどうトレーニングで克服するか、を考えなければ本質的な解決にはつながらない。
そう自分は理解しました。
子育てに関しても、同様で日々色々な問題が出てきますが、その問題の原理原則は何か、自分の仮説だけで子供へのアプローチをするのではなく、原則を深く理解した上でアプローチを考えることが大切であると気づかせてもらいました。
そのためにも自分自身もっともっと勉強して子供が将来自分の足で歩き様々な困難に直面した時、自分の力でそれを乗り越えるられる人間力をつけてもらいたいと思います。
いずれにしてもこの「原則を知る」ということは自分において大きな学びで、仕事においても、家庭においてもこの原則を知るということを意識し今後の課題に取り組んでいきたいと思いました。