プロサッカー選手になるのはどのくらいの狭き門なのだろう?とふと疑問に思い、ググってみました。
そこで小学生のサッカー人口とJリーガー(J1, J2, J3)人口を比べると、プロになれる確率はわずか0.5%。1000人中5人、つまり200人に1人でした。
データはいくつかあると思うので、これはあくまで感覚を掴む程度で見てほしいです。
ただ、それでもとても狭き門なのですが、そこでふと思ったのは「果たしてその5人が本当に”技術的に一番優れた子ども”なのか」ということでした?
僕は小学校4年でサッカーを始めて中学生で辞めて高校はサッカー部に入らず、大学から同好会程度でサッカーを再開し、社会人で30歳過ぎまでサッカーを楽しんだという、人に偉そうに語る資格のないサッカー歴ですが、ただサッカーが好きな僕が僕なりに考えることは、サッカーに必要な要素は技術力だけではないのでないか、とここに来て感じています。それ以上に大切なのは、考える力、諦めない心、人間力といった「心」の部分ではないかと。プロとして活躍し続ける選手たちは、目標を持ち、自分と向き合いながら日々努力を続ける力・能力を一般の人よりも兼ね備えていると感じます。他人と比較するのではなく、自分自身の成長に目を向ける――その姿勢が、彼らを支えているように思います。
ましてや現役の平均年齢が25.6歳のこの業界でそれ以上に長く続けた選手というのはそこに尽きるんじゃないかと思います。
実はこれはサッカーに限った話ではないと感じていて、他のスポーツのトッププレーヤーたちの話を様々な記事で拝見しても、皆同じことを言っているように感じます。彼らの成功を支えているのは、技術力だけではなく、心技体でいうところの「心」の部分で、それが最も大きいのではないかと思います。
「心技体」という言葉も「心」が一番に来ているのはそういう意味もあるのではないでしょうか。いくら優れた技術や身体能力を持っていても、考える力や自分に負けない心、人間力が伴わなければ、その才能を最大限に活かすことはできないのではないでしょうか。
こうしたことは、サッカーだけでなく、他のスポーツや日常生活にも共通しているのではないかと思います。だからこそ、技術向上だけでなく、「心を育む」ことにもっと意識を向ける方が良いのでは、と感じます。サッカーを単なる技術を学ぶ場ではなく、人間的に成長できるツールとして考えることで、子どもたちにより大きな学びを与えられるのではないかと感じています
もちろん、プロ選手になれる子もいれば、ならない子もいますが、それが結果として重要ではないと思います。大切なのは、そのプロセスで子どもたちが何を感じ、何を学び、どんな力を身につけたかだと考えます。
幸いにも今自分の子供が所属しているチームではそれを教えてもらっているように感じます。なのでとても感謝していますしここでサッカーをやれてよかったなと思って大変嬉しく思っています。
さらには現役をとても長く続けられた方に教えてもらっている。
なので、なんでそんなに長く現役を続けられたか、そのマインドももっともっと学びとって、そしてそれが今後の財産になるのではないかとも思っています。
人生はやはり人との出会いです。
サッカーは人生を学ぶための一つの場であり、その中で培われる力は、子どもたちがこれからの人生を生きていくために欠かせないものだと思います。それを通じて「人としてどう成長するか」を一緒に考え、自分の子供にも伝えていけたら良いなと思います。