こんにちは。
私は先日、クライアント様の営業サポートで熊本県のウィスキー蒸留所に行き、他社様をアテンドしました。
今回の訪問の目的は、新規のお客様へ実際に使用されている機械の実機見学アテンドでした。
機械導入の背景にはSDGsや産業廃棄物処理費の削減などの環境的、経済的な理由がありましたが、
現場に赴き浮き彫りになったのは、人材不足や省人化といった問題でした。
この10年ほど、様々な業界で人材不足による省人化の動きが進んでいますが、
ウィスキー蒸留所でも同様の課題が存在していました。
人手が足りず、一人で複数のタスクをこなさなければならない状況に直面しています。
そこで、製造業を中心に「ロボット導入」が話題となっていますが、
機械を導入すれば全てが解決するわけではないというのが私の実感です。
実際の生産現場では、製造から出荷までに多くの工程が存在し、
それぞれのタスクに対応する複数のロボットが必要となります。
これには多大なコストがかかり、業務改善も不可欠です。
そのため、すぐに自動化できるわけではなく、結局は人の手や外国人労働者の力を借りながら、
少しずつ進めていくしかないのが現状です。
日本の人口は減少し続けており、労働力の低下は国力の衰退につながります。
これにより、今の子供たちに、現在よりも豊かでない未来を渡すことになるでしょう。
さらに、世界的に人口が増加する中で、日本の人口減少は、他国との格差が加速的に広がることを意味しています。
このような状況下で、外国人労働者をもっと受け入れ、彼らが日本で自由に働ける環境を整えることは、
今後ますます重要になると感じています。
多くの外国人に日本で働いてもらい、経済を共に盛り上げる。
働く外国人がより多くの収入を得られるようなwin-winの関係を築くためには、よりオープンな日本が必要です。
特に、タイやベトナム、フィリピン、ミャンマーなどから来る技能実習生は
非常に高いモチベーションとバイタリティーを持っています。
私自身、彼らの姿勢に学ぶことが多く、刺激を受けています。
彼らが日本に入ることで、国全体が切磋琢磨し、かつての勢いを取り戻し、
私たちが享受してきた豊かな日本を次世代に引き継げるのではないかと期待しています。